
◆2025年度 第二回鑑賞研究会◆
2025年7月26日(土)
於:東京美術倶楽部
刀剣一本入札鑑定
刀 剣:『相州伝』 岩田隆 講師
刀装具:『後藤家十一代から十七代』 葉山修陽 講師
東京都支部 7月鑑賞会報告 瀬下友里子 令和7年7月26日(土)、東京美術倶楽部に於いて、東京都支部定例鑑賞会が行われました。 63名の方々にご参加頂きました。 今回の刀装具は「後藤家十一代から十七代について」がテーマで 解説を葉山修陽講師より解説していただき、後藤家十一代光寿から十七代光則までの作品と併せて、 横谷宗珉、土屋安親、大森英昌・英秀などの名品24点が並びました。 後藤家と町彫りとの同時代の比較を交え、彫金技法の違いや、後藤家にも町彫り的要素がある事などを 詳しい解説と共に大変勉強になりました。 鑑賞刀は「相州伝」がテーマで、代表する名工、同派の祖である新藤五国光を初めとして、 行光、則重、正宗、貞宗、郷、志津、左文字などの作品が13口出陳されました。 岩田隆講師より各刀工の名品の特徴を詳しく解説していただきました。 鑑定刀は一本入札で行われ、下記の5口の作品が出題されました。 解説は同じく岩田隆講師より、各鑑定刀の見どころや特色などが詳しく示され、おおいに参考になりました。 一号刀 刀銘 肥前國忠吉(初代) ニ号刀 脇差 銘 長谷部国重 三号刀 短刀 銘 国時(延寿) 四号刀 短刀 銘 国広(新藤五) 五号刀 太刀 銘 利恒(古備前) 成績上位者は 天位 松本啓之亮 地位 太田士朗、二階堂克弥 人位 來嶋弘一、渕江錦治 (以下、敬称略) 講師の解説後、再び鑑賞刀と鑑定刀を皆様がご覧になりました。 午後4時に終了時刻となり、散会となりました。 次回の東京都支部鑑賞会は2025年10月4日(土)を予定しております。 |
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