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◆2025年度 第四回鑑賞研究会◆
2026年1月17日(土)
於:東京美術倶楽部
刀剣一本入札鑑定
刀 剣:『古刀期の直刃』 紙谷治宏 講師
刀装具:『御家彫・町彫・三所物』 葉山修陽 講師
第四回 定例鑑賞研究会報告書 東京都支部 堀込 晋 東京都支部の新年鑑賞会は令和8年1月17日、東京美術倶楽部にて開催されました。 冬晴れの中、71名の方にご参加いただきました。 鑑賞会内容 刀剣一本入札鑑定 刀剣:古刀期の直刃 刀装具:御家彫・町彫・三所物 刀装具について葉山修陽講師より見所や特徴などを分かりやすく解説頂きました。 祐乗、宗乗、乗真、光乗、徳乗、顕乗と 後藤本家から脇後藤、東乗、荒木東明、石黒の三所物が一堂に並べられました。 祐乗と脇後藤の三所物を並べて鑑賞することができ、 同じ獅子図であってもその違いをよく感じ取ることができました。 ご参加された方々は並ぶ名品を熱心に鑑賞されていました。 刀剣は紙谷治宏講師より鑑賞刀・鑑定刀の詳しい解説を頂きました。 テーマは古刀期の直刃で、華やかな丁子等の乱れ刃と対照的に 水墨画の墨色を観るような風情を味わう様にと、国ごと時代順に並んだ鑑賞刀を丁寧に解説いただきました。 鎌倉時代は千手院、包永、粟田口国吉、吉光、来国俊、国光、長光(太刀と短刀)、新藤五国光 南北朝は包俊、長船光重、青江次吉 応永以降は信国、盛光、経家、宇多国久、兼吉、兼光、二王清長、義助 すべて在銘の名品を鑑賞しました。 鎌倉南北朝の直刃は勿論素晴らしく、室町に入っても各地の上質な直刃の魅力を存分に味わうことができました。 二王清長の地刃の冴えに驚き、ひらがな銘の経家は所載の埋忠刀譜によれば本次郎さ(光甫)指用とあるもので、 空中斎の好みの一端を窺い知ることができる様な魅力的な作品でした。 一本入札の鑑定刀は以下の五振でした。 一号刀 刀 肥前国住人忠吉作 二号刀 刀 兼定 三号刀 刀 兼吉 四号刀 脇差 備州長船忠光 明応三年二月日 五号刀 短刀 備州長船康光 応永丗二年八月日 鑑賞刀同様すべて直刃の鑑定刀で、新年鑑賞会らしい難問でした。成績優秀者へは景品が授与されました。 総合での成績上位者は以下の3名でした(敬称略)。 天位 堀込晋 地位 池永順一 人位 冥賀亮典 次回の定例鑑賞会は4月18日(土)13時より東京美術倶楽部にて開催予定です。 |
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